車で巡る京都観光

車で巡る京都観光

はじめまして、このブログでは京都に関するホテルや観光の情報発信をしています。ホテルでフロントスタッフとして働いている傍ら、日々ブログを更新していますので、皆様の京都観光の参考になれば幸いです。今回は車で京都観光する場合についてお話していきたいと思います。まず、結論として、京都は車で観光してもよいのか?という問題です。答えとしては、全然車で観光していただいてもOKです。京都を車で観光するほうが効率的に有名観光スポットを巡れるので個人的には大丈夫であると思います。ただ、人気シーズンとなると全国から観光客が京都を訪れますので、人気エリアなどはどうしても渋滞が発生しますので、そういったハイシーズンはなるべく避けたほうが無難ではあります。では、具体的なハイシーズンですが、秋は11月20日~25日ぐらいでいわゆる紅葉が一番見頃な期間です。春は桜が咲く時期が一番のハイシーズンとなります。ですので、それ以外の時期は車で京都観光してもさほど問題はありません。逆にハイシーズンではないオフシーズンじついてはこちらの記事で詳しく書いていますのでそちらをご参考ください。

目次

車で行ける大きな駐車場がある人気スポット

車ときっては切れない「駐車場」ですが、初めて訪れる場所で車が止められなければ非常に焦ってしまします。有名観光エリアでは駐車場が満車となり歩行者も多く非常に困ってまいます。 でも、大きな駐車場で台数にも余裕あったり、ガードマンなどの誘導があれば非常に安心です。

東寺

東寺

京都駅の近くにある京都のシンボル「東寺」には大きな駐車場があります。料金は2時間で600円、2時間以降は1時間ごとに300円かかります。2時間あれば境内をゆっくりと参拝することができますがライトアップや、特別拝観時は特別料金となるので注意が必要です。また周辺にも多くのコインパーキングがありますので、まず車を止められないということはないのではないでしょうか。しかし、例外があり、毎月21日は「弘法市」という、いわゆる蚤の市的なイベントがあり、その時は周辺のコインパーキングも一杯となったり、東寺の駐車場も関係のみの駐車となります。

金閣寺

金閣寺
憧れの京都に旅行するのであれば、金色の輝きを示すお寺には、深い興味を持っていてる方も多いのではないでしょうか。京都に来たからには一度は行かないと行けない場所ではないかと思います。

伏見稲荷大社

みなさん知っていましたか?伏見稲荷の駐車場は24時間空いています。朝早くに参拝して京都での滞在時間を増やしましょう。夜が明ける前の伏見稲荷大社は神秘的です。人も少なめなのでゆったり巡ることができます。伏見稲荷は所々に明かりがありますが非常にくらいので、中電灯やLEDライトを持っていきましょう。早起きが得意であれば、1番初めに伏見稲荷に行きましょう。早朝であれば人通りも少なく車での移動も快適です。

清水寺

伏見稲荷を観光した後は、清水寺に向かいます。伏見稲荷から清水寺までは朝の時間帯で車が少なければ10分ほど。清水寺の開門は6時からなので、朝に観光するには最適です。このエリア周辺は京都らしい景色が楽しめるだけではなく「お土産」「京都グルメ」もあり多くの観光客で賑わいます。車で行くとなると駐車場のことも心配ですし、人通りも多くて車の運転も非常も気をつかいます。しかし、早朝であれば、24時間営業の市営駐車場にも停めることができます。京都市清水坂観光駐車場は清水寺までも近くて便利。料金も1日1回 1,040円です。ホテルを早めにチェックアウトすることになるので、早朝に観光をするには少し勇気が必要です。朝寝坊の女子などは頑張って早起きする必要があります。 しかし、早起することで午前中には効率よく車で移動することができます。

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駐車場が無料の寺社仏閣

京都市内を車で観光する場合、気になるのが駐車場ではないでしょうか。コインパーキングに駐車すると、いつくた寺社仏閣を巡るとなると駐車代金も馬鹿になりません。そんなときは、駐車場が無料の寺社仏閣も候補としてご紹介します。 次にあげるのが、駐車場が無料の私個人的におすすめの場所です。
  1. 太秦広隆寺
  2. 三十三間堂
  3. 智積院
  4. 神護寺
  5. 高山寺
  6. 龍安寺
  7. 伏見稲荷

三十三間堂

京都観光で是非とも行って欲しい、イチオシスポットは「三十三間堂」です。この千体の観音様は一つひとつ表情が違い、この中には自分にそっくりな観音様をみつけることができるそうです。あなたの人生観が変わるかもしれません。絶対に行ってください。こちらも知られていませんが、拝観する場合は駐車場が無料となります。拝観時間は朝の8時30分からで、早めにいくことで人も少ない静かな場所でリラックスできるかもしれません。国宝の「千体千手観音立像」は10列の階段状の壇に並んでいて1000体もある等身大の観音像は一生に一回は見ておきたいですね。「風神・雷神と二十八部衆」も国宝で仏像好きにはたまりません。 その他に「三十三間堂の通し矢」は有名で全国から弓道の達人が集まり腕を競います。車で行く場合、駐車場は無料となります。清水寺や伏見稲荷からのアクセスも便利です。

美山かやぶきの里

京都市内から車で1時間ほどの場所にある「美山かやぶきの里」は昔ながらの集落がある日本の原風景ともいえる場所です。以前は京都市内から周山街道という山道を進むため時間がかかりましたが、トンネルなどの道が整備され今では1時間ほどで行くことができます。1月末から2月はじめ迄に毎年開催される「美山かやぶきの里雪灯廊」はライトアップされた茅葺きと雪景色が魅力的で多くの人が訪れますが、最近は暖冬の影響で日程が短くなったり、雪がないなどの場合もあるようです。初日と最終日は花火の催しがあるようで、茅葺き・雪・花火の写真はとても絵になり期待できます。最近まではあまり知られていないこの場所ですが、近年のインバウンドブームで週末には大型バスで賑わいます。雪が多いエリアですので、冬に行かれる際は、スタッドレスタイヤで行ったほうがよいでしょう。また、以前は無料であった駐車場も週末には料金がかかりますので確認が必要です。 この集落には実際に宿泊することができる民宿が2件ほどあります。 京都市内などのホテルとは違った日本の昔ながらの風景を楽しみながら、ゆっくりするのも素敵でしょう。

嵐山-高雄パークウェイ

紅葉スポットの近くに大型駐車場があるのが、高尾パークウェイ内にある大駐車場です。周辺には神護寺や高山寺なとあまり知られていない紅葉スポットがあります。初めて名前を聞いたいう人も多いのではないでしょうか!?郊外にあるため、他の人気紅葉エリアよりは渋滞が少なく比較的スムーズに京都の紅葉に行くことが可能です。永観堂、東福寺、嵐山は不動の人気エリアですが、駐車場が少ないのがネックです。バスや電車を利用しないで、車で観光する場合候補に入れるべき観光スポットでもあります。高雄パークウェイの料金は1,040円です。高雄からのゲートを入るとすぐ駐車場があります。そこから、歩いて紅葉名称の神護寺まで行くことができます。周辺には高山寺などの紅葉名所もあります。

京都の奥座敷 亀岡

2020年の大河ドラマ「麒麟が来る」で盛り上がっているのが京都市の隣にある亀岡市です。京都市内からは京都縦貫を利用すれば30分ほどで行けます。 この亀岡市は光秀ゆかりの地として知られており、光秀の居城であった亀山城がありました。現在お城は大本教の所有となっていますが、石垣の一部が残っています。受付で申し込めば見ることが可能です。「敵は本能寺あり」と言った光秀が信長を討つために出発した地がこの亀岡です。

お盆休みに太秦映画村へ行くときは

カーナビのいうがままに行ってしまうと渋滞に巻き込まれてしまいます。五条通りを北に進み、三条通りを東に入ってしまうと悲劇の始まりです。三条通りは道も狭いうえに歩行者も多い。また路面電車も走っているためお盆シーズンなどに太秦映画に行く車で渋滞している光景をよく見ます。天神川通りは嵐電の踏切があるせいで尚、渋滞になってしまします。そこで、どうしたらよいかというと、葛野大路通りを北に進み、ドンツキを左に進むと天神川通りに出ます。そこを右に進み丸太町通りに出ましょう。途中で高架がありますが、その高架を登らずに左の側道に進みましょう。まっすぐ進むと細い道になりますが、最終的には丸太町通りに抜けられます。ご安心ください。丸太町通りを左折すると左手に「スーパーマツモト」がありますのでそこを左折してください。

北野天満宮へ初詣でに行くときは

北野天満宮へ初詣に行くとき、駐車場に入るのにすごく待った人はいないでしょうか。通常は西大路を北に進み今出川通りを東に入るのですが、交差点を曲がるともう北野天満宮への駐車場待ちの渋滞です。カーナビの案内に従っていっているのでしょうがないのですが・・・。そこで西大路通りから行くのではなくて、千本通りを上がって今出川通りを西に入りましょう。そうするとスムーズに駐車場へ止めることができますよ。どこの寺社仏閣は駐車場が近くにあり、また台数も多く停められる場所を考えております。

やっぱり行きたい嵐山

嵐山周辺は駐車場が少なく、平日なら市営駐車場に停められますが、観光シーズンはどこも駐車場はいっぱいです。国道9号線(五条通り)から千代原口の交差点を曲がり嵐山方面に向かう際は桂川沿いを進んでいくのですが、その場合嵐山には抜け道が少なく駐車場も少ないのでどうしても渋滞が発生してしまいます。渡月橋まで行っても市営駐車場や周辺のコインパーキングも満車が多く、最悪なケースとなることも多いです。
嵐山エリアを抜ける道があれば良いのですが、周辺は住宅街となっており、丸太町通・三条通りしか抜け道はありません。三条通りは道幅が狭く、観光バスなども通るため渋滞しやすくなります。

桜や紅葉シーズンの混雑する時期には、混雑エリアの手前で車を駐車場に止めます。観光する日程が決まっている場合はakippa事前に駐車場を予約しておきましょう。駐車場から渡月橋までは徒歩10分ほどです。

パークアンドザ・ライド

京都府や市で交通渋滞および環境対策として進めているパーク・アンド・ライドです。目的地の手前まで自家用車で行って駐車場にとめて、そこから電車やバスを利用し目的地まで移動するのですが、京都が紹介しているサイトは駐車場のことだけしか書いておらず、観光プランを作成するには少し分かりずらいです。

京都観光パークアンドライド 駐車場案内/京都市都市計画局 歩くまち京都推進室

車でしか行けない場所へ

京都は日本だけでなく世界中から観光客が押し寄せる観光名所です。 しかし、人混みをかき分けて歩き回るというのは、それだけで体力を使いますしゆっくりと何かをみることもできません。そこで人が集まるところではなく、人がすくない京都観光穴場スポットを巡ってみれば、旅の満足度が上がるかもしれません。 人が来ないところというと、山奥など移動が大変な場所を思い浮かぶかもしれませんが、車で行ける場所も多くあります。例えば有名だけれども混雑していないところとして苔寺があります。行基上人によって開かれた歴史ある臨済宗のお寺で、その庭園は鎌倉時代から南北朝時代にかけて数々の名庭園を手がけた夢窓疎石によって再興されたすばらしいものです。それを一目見ようと大勢の人が詰めかけてきたお寺ではありますが、周辺住民に迷惑をかけたということで今は事前予約をしなければ入ることができなくなっています。 ただ、観光シーズンや土日になるとそれでも人が多くなるので、人が少ない平日を狙えば、ゆっくりと見て回ることができます。観光シーズンでも、人を気にせず観光をしたいというのであれば、京都観光穴場スポットを探してみることです。やはり京都に行くのならば、神社仏閣は見ておきたいでしょうからそこでおすすめなのは志明院というところです。ジブリの映画のもののけ姫は屋久島が舞台とされていますが、宮崎駿監督がアイデアを得たのはこの志明院とされています。というのも歴史小説の大家である司馬遼太郎が新聞記者をしていた折、この志明院で泊まったとき怪奇現象に遭遇したと宮崎監督に話したことがきっかけです。そのことから、知っている人は知っている有名な観光スポットとして広まったのですが、なにせ交通がほとんどないので人が少ない場所です。平日も土日祝日も北大路駅から雲ヶ畑岩屋橋というところまでいく路線があるのですが、1日4便2往復しかありません。行きも帰りもバスを逃してしまえば大変です。しかも2本めにのったら観光する日間もなくすぐ出発しなければ帰ることができません。さらにバス停から志明院までは徒歩で30分くらいかかります。寺の中を巡るのもかなり歩きますから、運動が苦手という人は苦労するかもしれません。そのような場所ですから、あまり観光客が来ないので無事にたどり着くことさえ出来れば、豊かな自然と美しいお寺をその目で見ることができます。さらに、近くには歌舞伎の有名な演目である「鳴滝」の舞台でもあり鴨川の源流である神降窟もあり、そこの水は難病を治すと言われています。 志明院は秋頃が一番の見頃といわれているので、季節があうならば言ってみると良いでしょう。京都観光する人の多くは、バスを利用します。 京都にはいくつかのバスが走っており、たいていの京都観光スポットを巡ることができます。しかし、バスではなかなか行けないような場所があり、そのような場所に行くときには車を利用することになります。京都市内は碁盤の目になっていますが、ほとんどの観光地は京都市内の碁盤の目の中にあります。そのようなところは、観光客も多く賑わってていることが多かったです。しかし、バスでは行くことができない観光地の場合は、人が少なく静かな雰囲気の中で観光をすることが可能になります。具体的には、鞍馬寺です。鞍馬寺は、京都市の中心部から北に向かっていき、北大路を越えてさらに北に向かっていくと到着できます。途中の道は若干細いため注意が必要ですが、急カーブなどはありません。時間帯によっては道路が渋滞する恐れもあることを知っていたため、渋滞しない時間帯に行くことにしたのです。鞍馬寺は、階段に赤い灯籠がたくさん立っており、荘厳な雰囲気を感じることができました。鞍馬寺まで行ったならば、大原三千院にもよると良いでしょう。 大原三千院行きのバスはありますが、本数が少ないため非常に不便です。そこで、鞍馬寺を出てからは車を30分ほど運転して大原三千院に行きました。途中の道は山道でしたがそこまでの難所ではありません。

あとがき

夏は暑く、冬は底冷えの京都観光するなら車での移動がおすすめです。家族旅行など4人や5人でのグループで観光するには車が便利ですし、彼氏の運転で京都を車でデートできるなんて素敵ですね。京都は道も狭くて車で観光していはいけないという情報もありますが、冬の観光オフシーズンを狙っていくと車も観光客も少なく楽しめます。今回ご紹介した場所はいずれも駐車場が近くでわかりやすい場所ピックアップしました。ぜひ、京都旅行の参考となれば幸いです。