冬の京都観光|京の冬の旅で特別拝観を巡る旅

今年のテーマはコレ◎「大政奉還150年記念」

武家政権の終焉であり、日本の近代国家への転換期となった歴史的な出来事の舞台は、京都でした。幕末ゆかりの寺院を中心に、初公開の寺院など14ヶ所で、通常非公開の文化財が期間限定で特別公開されちゃいます。

京の冬の旅

初公開の場所や、20年ぶりに公開される場所もあったり。

料金: 一箇所600円

今回はJR京都駅を起点として交通の公共機関を利用し「京の冬の旅」に掲載されている観光モデルコースを実際に体験してきました。

皆さん、妙心寺をご存知ですか?JR花園駅から徒歩5分の所にある「日本最大の禅寺」
冬の京都の旅の舞台になっています。

JR京都駅が京都観光の起点

京都駅から花園駅へ

花園駅から徒歩約5で妙心寺に到着

妙心寺大庫に到着

前回の特別拝観で一度拝観したことがあるので今回は省きました。
妙心寺は見どころが沢山あります。人も少ないのでゆったり散歩できます。

妙心寺 養徳院

京の冬の旅初公開の養徳院は豊臣秀吉の重臣であった石河光重(いしこみつしげ)が父である光延(みつのぶ)を弔う為に創建した寺院です。

当日は苔でキレイな枯山水庭園は雪で覆われていました。

ポイント
・日本でここだけの「酒茶論」の掛け軸があること。
・鑑真和上請来と伝わる鉄鉢
・曽我直庵筆の「白と黒の鷹図」

酒茶論(しゅちゃろん)

異類の物が互いに優劣を競い合うお話。

お酒が大好きな(ぼうゆうくん)と、茶を喫する滌煩子(じようはんし)とがお互いにその徳を論じ合うが決着がつかない。そこに第三者の閑人(ひまなひと)がきて【酒はおさけ、お茶はお茶と】めでたく話を纏めるというお話。

妙心寺 大雄院

今回初公開の大雄院はこちらも石河家に由来している寺院。

ポイント
・江戸から明治時代に活躍した柴田是真による猿が描かれた「滝猿図」などの襖絵があるが、実はその猿の目に秘密が隠されている。
・御朱印帳持参

次の目的地「壬生寺道」へ
市バス 妙心寺北門前から26系統乗車で約20分
市バス 壬生寺道 下車 徒歩約3分

新撰組ゆかりの壬生寺 本堂・狂言堂

壬生寺境内はそれ程広くはなく新選組の兵法訓練場に使われていたそうです。
境内入ってすぐ右に新選組隊士の墓があり、毎年7月16日には新選組隊土等慰霊供養祭が行われているそうです。

ポイント
狂言の衣装などには伊藤若冲奉納のお面などもある
また、国宝の鑑真和上坐像の「お身代わり像」も初公開
新撰組隊士のお墓がある

次の目的地「島原 角屋」へ
市バス 壬生寺道から71系統乗車で約8分
市バス 島原口 下車 徒歩約10分

島原 角屋

隊士達の遊興の場「島原」は京都5大花街の一つでしたが今は茶屋組合が廃止され、昔ながらに残っている建造物は島原大門・輪違屋・角屋の3ヶ所だけとなっています。

新選組縁の地ですが、大河ドラマの時代背景が幕末となると大勢の方が来られますが(最近では5年前の龍馬伝の時がそうでした)それ以外の時は閑散としております(本日もそうでした)。新選組縁の地へも是非。

次の目的地「東寺 五重塔」へ
市バス 島原口から205系統乗車で約5分
市バス 東寺東門前 下車 徒歩約1分

東寺五重塔

世界遺産に登録された真言宗総本山の東寺。五重塔以外にも様々な寺宝を拝観できることができる。敷地も広くゆったり楽しめる。

ポイント
・日本一高い五重塔
・京都のシンボル

宿泊先まで徒歩5分

今回利用した京都プラザホテル

国宝東寺へ徒歩5分、京都水族館へは徒歩15分、京都鉄道博物館へは徒歩20分
至近のバス停2か所(東寺道・九条近鉄前)からは、金閣寺・河原町・祇園・東福寺・清水寺などへのアクセスに便利

公式ホームページ: https://www.kyoto-plazahotel.co.jp/

ひとりごと

冬の京都ははっきり言って寒いです。寺社仏閣はとても寒いので靴下を二枚履くか、厚めの靴下をはいてください。(床暖房はありません)
各寺院では観光スタッフによる寺院の説明が受けられます。スタッフは恐らくボランティアの方でしょうか。以前、スタッフの中に学校の恩師がおられまして感動の再開をしたことをおもい出します。

詳しくは京の冬の旅の公式サイトをご覧ください。

毎年行われているイベント

14ヶ所の中から3ヶ所を拝観してスタンプを集めると、指定の場所でお茶とお菓子の特典が受けられます。のでお時間があるかたは是非チャレンジしてみてください。

金戒光明寺

住所: 〒606-8331 京都市左京区黒谷町121
電話: 075-771-2204

京都駅より京都市バス5
「東天王町」下車 徒歩15分

京都駅より京都市バス100
「岡崎道」下車 徒歩10分

金戒光明寺 西翁院

住所: 〒606-8331 京都市左京区黒谷町121
電話: 075-771-2204

聖護院

住所: 〒606-8324 京都市左京区聖護院中町15
電話: 075-771-1880

京都駅から京都市バス206
「熊野神社前」下車 徒歩3分

四条河原町・四条烏丸から京都市バス31 、201、203
「熊野神社前」下車 徒歩3分

知恩院 大方丈・小方丈・方丈庭園

住所: 〒605-8686 京都市東山区林下町400
電話: 075-531-2111

建仁寺 久昌院

住所: 〒605-0811 京都市東山区小松町597
電話: 075-561-7074

京都駅から京都市バス100、206
東山安井」下車 徒歩5分

では冬のモデルコースをご紹介しますね。

冬の観光モデルコース

京都は春夏秋冬楽しめる、そんな町です。京都の秋の紅葉は全国各地から、または世界中から沢山の人々が観光目的として来られます。

先日タクシーに乗った時運転手が嘆いていました。

「近年の温暖化によりいままで奇麗やったイチョウの木の色が全然色づいていない
「紅葉も全然鮮やかでない」という話を聞きました。

いつもなら御池通では鮮やかなイチョウの並木が見られるのですが・・・。紅葉についても鮮やかさが少し足りない感じがします。寒暖差で色づきが決まってくるので山の標高がある所ではキレイな紅葉がみられますよね。

皆さんが好きな秋が終わると京都には本格的な冬が訪れます。

京都に冬を告げるイベントがあります。これが始まると「京都に冬が来たんだなぁ」と最近思います。それは「京都・嵐山花灯路」今年の日程は 12月9日(金)~18日(日)午後5時~午後8時30分

極寒の京都の底冷えをお楽しみください。尚会場へはとても暖かい格好でお願いします。今回はあまり人気がない、でも楽しめる「冬の京都観光モデルコース」を考えてみました。

着物を着て竹林を歩いてみたい!!

鈴虫寺に行って願い事を叶えてみたい!!

湯豆腐を食べてほっこり温まりたい!!

京料理を味わっていたい!!

京都の歴史を感じてみたい!!

人気の京都のお土産を買いたい!!

そんなご要望にお答えいたします。

それでは開始。

目的の嵐山へ出発です。

京都駅に到着しました。まず初めは「嵯峨嵐山」に向かいます。

嵐山へ行くには京都駅よりJRを利用して行くのが早く行けて便利なんです。所要時間はだいたい20分程、料金も200円前後。最速でいけます。タクシーやバスなど利用すると時間がかかって勿体ない。そうこうしている間に、嵐山駅へ到着。

「鈴虫寺」へはどうしていくのがベストなんでしょうか。

自転車で行くには寒いし、歩いて行くには遠いし、、、
ということで「今回はバスでいきましょう」

嵯峨嵐山駅から角倉町のバス停まで徒歩10分。Googleのマップ検索で「嵯峨嵐山から鈴虫寺」と検索でOK

鈴虫寺へは10分ほど。嵯峨嵐山駅から鈴虫寺までは合計20分ほどで着きます。やっぱり鈴虫寺の説法は人気ですね。でもおかげで願い事が叶いそう、そんな気がしてきました。時間がある人は鈴虫寺の近くにある「地蔵院」もおすすめです。2013年の「そうだ京都」で紹介されています。あとでお調べください。

次の目的地は愛宕寺

鈴虫寺の前は大きなバス停になっています。まずはそこからのバスに乗りましょう。愛宕寺から目的の観光地へはすべて下り坂になっているので楽々歩いて観光できます。それがわからない人は嵐山駅からずっと上り坂を歩いていくので何倍も疲れてしまします。これを知っているあなたはラッキーですね。阪急嵐山駅方面のバスに乗って、乗り換えて愛宕寺まで行くんですよ。

京都バス路線マップ

http://www.kyotobus.jp/common/pdf/route_map.pdf

あだしの念仏寺

昔の庶民はお墓にはいることができませんでした、行き倒れになってそのままになっている場合があったのです、そこで弘法大師がこの地で無縁仏になった人々を供養したといいます。

ここにある無縁仏は当時からの数々の仏様が集まったということです。

あだしの念仏寺にはキレイに手入れされた竹林があります。

平野屋

鮎料理で有名な平野屋さん。
この場所はよくCMなどで利用されていて、2年ほど前にホンダフリードのCMで「ショーン・レノン」がこのロケーションでCMをしています。興味がある方はYouTubeで「HONDA フリード「京都」」で検索してみてください。

京都の鮎で有名な保津川。私も小さい頃に近所の釣り好きの人に保津川鮎を頂いて、鮎だけでお腹いっぱいになった記憶があります。絶品の鮎をこの平野屋さんでは食べることができます。また、お茶や和菓子を食べながらお店の前にある楓の木や朱色の鳥居をみながらほっこりするのも贅沢な時間です。

ここで食事なんて幸せな気分も味わえます。

祇王寺

京都には数多くのモミジ(紅葉)の名所があります。その中には穴場的名所がありますが、その穴場の中でベスト5に入るのが大覚寺搭頭祇王寺と思われます。寺院となっていますが立派な本堂が有るわけではなく、こじんまりした草庵とほぼ円形のコケ庭があるだけのシンプルな作りです。

お楽しみの夕食

最後の天龍寺は冬期は17時閉門ですので時間を調整して観光してくだい。いやー、これだけ巡るとお腹が空いてきましたね、

ここで候補は3つほど

京料理・ゆどうふ 清凉寺 竹仙

清涼寺の中にあるお店で「湯豆腐」や「おとうふ料理」が食べられます。
またお土産にぴったりの「そのままで味わえるおダシ入りの胡麻豆腐」は人気

京料理

お店の詳細は後日、アップしますね。

お腹がいっぱいになったところでホテルに戻り、チェックインですね。

いかがでしょうか。冬の京都観光モデルコースは。

雪の清水寺

めったに積もらない雪に出会えてラッキーです。
京都では雪が積もることは年間で2、3回ぐらいだとのことです。
今回は60年に一度の大寒波ということで、たまたま清水寺にいって写真を取りました。

雪の東寺 五重塔

宿泊した京都プラザホテルの8階には展望しつがあり、雪化粧をした東寺を見ることができました。あぁ、なんて幸せな京都の冬の旅なんでしょう。この五重塔は夜にはライトアップされるそうで、これもまた見応えがありそうですよねぇ。

京都駅でランチなら

洋食なら【東洋亭】

京都に来た友人を京都駅まで迎えに行き、連れて行くのがだいたいこのお店。「京都いうたら和食!って思てるかもしれへんけど洋食もおいしいねんで~」と言うと意外がられますが。

おすすめは東洋亭ハンバーグステーキ。今回はランチにいったのでハンバーグステーキにサラダ、パンorライスがついたAセットを注文。(ちなみにBセットだとこれの他にコーヒーor紅茶とお好きなデザートがつきます。)

サラダがこれ!

和食なら【はしたて】

suvacoは京都駅を南北に結ぶ南北自由通路の中程にありいつも沢山の人で賑わっています。1Fは雑貨やコスメ・イートインカフェなどがあり2Fにはお洒落なレストランがあります。今日は、その中からわたくしのお気に入りをご紹介致します。 まずは、京都の有名料亭が経営する「はしたて」です日本茶料亭の味を気軽にお召し上がり頂けます。お弁当もあるので混んでいる時はテイクアウトがお勧めです。

あとがき

毎年行われている「京の冬の旅」は今年で51回目を迎えます。私の好きなこのイベントは冬の観光客が減少する京都で、冬の京都の魅力を体験してほしいと、京都市や京都市観光協会が主催している普段見られない場所を特別公開するものです。

冬のピーンと張り詰めた京都の空気を吸いに是非京都へお越しください。

(Visited 1,324 times, 1 visits today)

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする